◆ブログとお土産と我慢・・・

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聞こえはいいが、今日のミホにはラッキーでもなんでもないようだ。 「行ってくる・・・。」 心なしか元気のない声でボクの元を離れていく。 この日は出勤している嬢が少ないので、ミホがヘルプに行っている間のボクはひたすらロンリータイムとなる。 その間、彼女がどんな顔でヘルプの席についているのか。ちゃんと接客できているのか。親でもないのに心配しているボクは一体なんなのだろう。 いやらしいところを触られてないかとか、無理やりキスされてないかとか、どんどん心配になってくる。 やがてヘルプの役割が解放されて、ボクのシートへと戻ってくる。 そして先ほどと同じようにボクの腕にしがみついて開口一番、 「やっぱりシンちゃんとこがいい。」 それはそれで嬉しいセリフだが、 「またへんなところ無理やり触られたりしたん?」 「ううん。今度はマシやった。せやけどあの後ろにいるお客さんがいやらしいねん。」 「ほんなら呼ばれんようにおまじないしたげるわ。それまでは抱っこだけでエエからな。」 ちょっとだけミホの体を引き寄せる。ミホもボクの方へと体を預けてくる。そして頬をボクの腕に擦り付けて、 「他のお客さんがみんなシンちゃんみたいに優しかったらええのに。」
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