敬称略

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仮にもこの地球(ほし)が輝くなら、太陽なんていらないのではと、激しい気性に駆り立てられる。ならば月の存在を否定するような言動は秘密にして、寒い日々をおくる白熊にでもなれば良いのではないか?北極は溶けて、南極は沸く。 大気圏は揺らめき、空はあえて無言を貫くだろう。神がいるのなら、それは全て仕組まれた事で運命(さだめ)なんて存在さえしないだろう/逆らう者はいなくなったのは、仏にでも合掌しているかと思いきや、更なる混乱を導かんと決起しているではないか。心はそんなに強くない。体はもっと強くない。無邪気に駆ける幼子のように、何も考えていないのだろう。視界は良好なのに、現実を捉えきれないだけなんだ。 行間を読むとするならば、あえて言おう。 怒りで世界は救えない。
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