96人が本棚に入れています
本棚に追加
ぶつかる闘気、互いの殺意が互いを襲う
歪む空間…
それは、三つの存在により、作り出されていた
睨み合い、強者と強者が腹の探り合い
さぁ…
紅「やり合おうか!」
俺の掛け声に二匹と一人が咆哮する
「「「ゴルァァァァァァァァァッ!!!!」」」
森は震え、地は鼓動する
一つは鉤爪
一つは牙
一つは拳
異形の三つ巴に今火蓋が切られた(□_□)
あwナレーション、searchだったんだw
狼「人間風情がつけ上がるなよ!」
フェンリルが俺にめがけて、前足の爪で俺を裂こうとする
それを俺は、左足のサッカーキックで弾いたつもりだったが…
紅「力みが足らねぇか…」
相殺され、蹴りと前足での押し合いになる
狼「くっ!こいつ!本当に人間か!?力で俺とタメ張りやがる!」
いや、人間じゃないけど?
鷲「フェンリル!下がりなさい!」
狼「!! 仕方ねぇな!くっ!」
フェンリルが後退すると、遠距離攻撃…魔法が飛んできた
鷲「【 鎌鼬】!」
鎌鼬…中級魔法、魔力の量や質で威力が変わり、グリフォンなどが使えば最上級らしいが…俺には関係ないな
紅「空手はな…接地面積が狭けりゃあせめぇほど…鋭利で危険なんだぜ?」
俺は手刀を構え、体の力を抜く
イメージは水だ…今だ!
俺は緩みきったその身体を一気に力ませる
俺の体は瞬く内にグリフォンの鼻の先に現れ、俺はその手刀を翼に振り落とす
しかし、俺の手刀は阻まれることになる
それはフェンリルがその爪で受け止めていた
勿論、無傷とは行かず、爪は切り落ちていた。
紅「なるほど、爪ならば、また伸びる、それを加味して俺の手刀に合わせたか…しかし、姑息だぜ?そりゃあ…なっ!」
俺は2匹を地面に蹴りつけて、すぐ様追撃に入る
紅「どうしたぁッ!獣ども!すべてを以て俺という脅威を潰しに来い!貴様らには魔法も!そのずば抜けた能力もあるんじゃあねぇのか!戦いに容赦は不要だ!相手が矮小でも、手加減はするな!それこそ相手に対し、失礼だ!全力で来い!…俺も全力で貴様らにこの拳を振るう」
俺は2匹を奮い立たせる
そうだ!もっと闘気を!殺意を!魔力を昂らせろ!
2匹は己の最大の技を練り始めた
最初のコメントを投稿しよう!