久しぶりの登校

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久しぶりの登校

ねむ…… でも今日は学校行くかな…… 「行ってきます」 ...................................................................... 家を出た蓮はケータイを取り出し音楽を聴く。 この憂鬱な気持ちを紛らわすために。 音楽を聴きながら集合場所に行くといつもの男子が待っている。 「おはよー」 透(とおる)だ。 保育所の頃からの幼馴染みで仲はいい。 「…おはよ」 イヤホンを外しながら蓮は言う ...................................................................... 「お前さー、ちゃんと学校来いよ」 一緒に歩いていると透が言う。 「うん」 僕はいつも通り返す。 僕だってこれでも頑張ってるつもりだ! 透には学校に行っていない理由は言ってある。 透は僕と同じく勉強も運動も出来ないけど面白くて友達が多く、昔から人気者だから僕の気持ちはきっと分からない。 「あぁー学校嫌や…。気持ち悪くなってきた…」 「大丈夫かよw」 「大丈夫ちゃう…もう無理やぁぁ」 透とそんな会話をしていると、とうとう学校に着いた。
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