エピローグ

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フレンチレストラン『CHATON』 俺は店を出ると、すぐ目の前に車が停まっていた。 運転手の中延さんが後部座席を開け、俺はそこへと向かった。 しかし、ある事を思い出したのかドアの前に立ち止まり、後ろにいる人事課長の方へと振り返った。 「ああ、そうだ。霧咲だがな………」 「はい?」 「アイツは人の上に立つにはまだまだ甘いが、良い刑事であることには変わりはない。捜査一課長になってもやっていけるだろう」 そう言い残し、俺は車へと乗り込んだ。
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