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~現在~
警視庁警務部人事第一課課長室。
チェーンソーのくだりになると大抵の人間は今いる課長の顔をする。
口を閉じつつも、眼を大きく開いた驚愕とした表情を……
――最も、この話をしたのは課長で3人目だけどね。
しばらく放心状態だった人事課長は大きく咳払いをして、我を取り戻した。
そして、すぐにあの後、どうなったのか尋ねた。
「それで……どうなった?その……板原という若者は」
私は彼の安否に答えつつ、話の続きをした。
「彼は無事です。チェーンソーを持つ影原警部補に怯えきってしまい、気を失ってしまいました。その後、気絶した彼をご家族に渡して、私達はスイパラに行きました」
「す、スイパラァ!?」
人事課長は自分の部下も見た事もないかのような、あっけらかんとした表情を私に見せた。
私は笑いを必死で堪えつつも、スイパラへ行った理由を話した。
「私がスイパラに寄ろうとした影響からなのか、警部補が行きたいと言ってきまして。警部補はあんな事をしたのにも関わらず、ショートケーキやチョコケーキをたらふく食べました。だけど私は食べれませんでした。どうしても食す気にはなれなくて………」
再び唖然とする人事課長を他所に私は苦笑いを浮かんだ。
だが、すぐに我を取り戻すと私に更なる質問を投げかけた。
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