第一章 とりあえず、彼女との関係を語っとこう

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 綺嶋はその顔にキスをする。 「こんにちは、枠森葵十七号ちゃん、何回殺しても飽きないけれど、そろそろ死んでくれないかな、ほんと。困っちゃうよ、だって、次の子を殺せないんだもん。ああ、それと十八号を連れてきたよ。これで終わりになるといいんだけどね」  そう言って、綺嶋は枠森葵十八号を穴に放り込み、せっせと土を被せた。  そろそろ、次の穴を作らなくちゃ、と考えると、綺嶋は少し憂鬱だった。  
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