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今年も夏がやって来た。 海行こーぜ!と誘ったのは俺が以前から気になっていた青葉 菫さん。 俺のダチである鼓と江口、菫さんの女友達2人の 計6人グループでの決行になったけどまぁ良し。 早朝、1泊分の荷物を車に積み込み出発。 「岳君、誘ってくれてありがと!」 って真っ直ぐな笑顔で言う菫さんは抜群に可愛くて鼻の下が自然と伸びる。 そして…… 真っ先に助手席乗ってくれた辺り本命は俺だろ? 手ごたえを感じながらのこの距離感。 早朝にもかかわらず皆テンションは高めで 車内は賑やかだ。 バレない様ミラー越しに見た彼女。 肌は白く、長い睫毛に小さい鼻のアタマ。 その、赤い唇。 やらわかそ。 ふんわり……彼女の香りは白い花の様な。 目が合いそうになって慌ててサングラスをかけた。 後部座席、人見知りするダチの鼓、乗り気じゃなかったから心配してたけど楽しそうじゃん。
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