通り抜けデート・次の日

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 何だ、どうした?  驚いて見上げると、してやったりな笑顔を浮かべた奴がぐっと拳を握っていた。 「っしゃ!」  気合の入った声に驚いた。 「何なの?」 「いや、何でもない。絶妙なパスとシュートが決まったって話や」  どうやら誉められたらしい。  何かしたっけ?  言いながら大きな手でくしゃくしゃと僕の頭を撫でる。本当にスキンシップが好きな奴だ。  さらにおおおーっと教室がどよめく中、「朝から何を騒いどんねん、ホームルーム始めるでー」と担任教師が入って来て、みんながガタガタと席についた。  完
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