37人が本棚に入れています
本棚に追加
「戦闘はそっちにまかせるよ。ぼくは呪法に集中したいんや。何台か雲山改の指揮を預けたいんやけど、どうかな」
タツオはうなずいた。戦力としてはそちらのほうが効率的だろう。ジャクヤは決して戦闘ロボットの操縦が上手いほうではない。
「わかった。半分の5台を預かろう。それでも多ければ、クニに声をかけてくれ。オモイの演算能力はまだまだ余裕だから」
「了解や。じゃあ、45分後にうまいジュースでものもう。北不二演習場で再会や」
ジャクヤの光像も消えた。タツオは最後に燃えあがる軍用空港を視界に収めて、自分も鳥の視点から離脱した。
最初のコメントを投稿しよう!