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「独立王道軍、戦闘開始確認」
眼下のチームメイトに報告する。20の光球が夜のなか爆発的にふくらんでも、空軍基地ではなんの反応もなかった。数秒遅れて、さらに第２波の攻撃が着弾した。今度はミサイルだけでなく、数百発の砲弾も加わっている。
第2波の途中で、眠っていた巨大空港が目覚めた。警戒のサイレンが鳴りわたり、光の槍のようなサーチライトが空とジャングルを照らしだす。
「オモイ、カウントダウンは始めているか」
肩の乗る人形のような迷彩服の妖精が、静かに微笑(ほほえ)んでいった。
「はい、最初の着弾と同時に開始しています。菱川班オペレーション・ゴースト発動まで、残り19分46秒です」
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