さびしさ

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さびしさ

最近ひとりでいることが多い。 一人暮らしなのでもとからそうなのかもしれないが、友人たちが卒業した今、どうしてもひとりでいることが増えているのだ。 後輩を誘うのもすこし申し訳ない。 なので最近はひとりでご飯をつくり、ひとりで食べるという生活を送っている。 咳をしてもひとり。まさにそういった状況である。 そのためかテレビを見ることが増えた。 今までテレビをあまり観ることがなかったが、観てみると勉強になることも多くてつい深夜まで観てしまう。 しかし、そのせいで癖になりかけていることがある。それは、テレビのコメントに対してつい言葉を発してしまうことである。 これが気づいた時にとても寂しくなってしまうのだ。 テレビで芸人さんが面白い話をする、それに私はそんなことないでしょ~、とついこたえてしまう。 しかし、部屋にはひとり。声を発してもひとりである。 ひとりでただいると孤独な気分になってくる。 私は一生こうなのではないか、と孤独死する未来まで浮かんでくる。 これはいかん、と一念発起し後輩や同級生とご飯にいく。楽しい。 しかし、部屋に戻ると寂しさが一層ぶり返してくる。寂しい。 人は一度いいことを覚え、慣れるともとには戻れない生き物だ。 大学入学時の私はひとりだったがそれよりも今の方が寂しく感じてしまう。 自分で学びたいことをさらにもとめて大学に残っているが如何ともしがたいものである。
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