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健二は1号車のデッキに立ちスマホをいじっていた。
そこへ足音を消し近づく人影があった。
健二は窓に凶器を振りかざしいままさに殴ろうとしている人影がうつっているのをみた。
ふり下ろされる凶器を間一髪でよけて、振り返り一本背負いをきめて賊をやっつけたのだ。
果たしてそこに倒れていたのは車掌さんだった。
「なぜ僕を襲うんだ?」
車掌に問いかける
「俺の妹に近づくやつはみんな殺す、それだけだ」
「なんだと全部お前の仕業か?」
「そうさ、妹と親しげに話しやがって、さっきのは警告さ、それでもやめないから今度は」
「今度はなんだ?」
「殺ろうと思ったそれだけだ」
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