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健二は1号車にのりこんだ、シングルという個室寝台である
サンライズ出雲は東京駅を22:00に出発する、だから食事はあらかじめすませてあるのだ。
サンライズ出雲は定刻に発車した、そんなとき携帯の着信が鳴る
「もしもし先輩?」
会社の後輩の鈴木だった
「そうだよなんだ今頃?」
「もうそろそろ発車かなと思いまして、またお見合いですよねご愁傷さまです」
「うるさいよ、俺はこれでも楽しんでるんだよ」
「へえ、そうなんですか?そのわりにはお見合いうまくいったことがありませんよね」
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