第4章 流星が消えるまで

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一ヵ月ほどしてからやっと、私は平常心に戻りつつあった。 仕事を終わらせて、恵鈴と二人でお爺ちゃんの家に行って遺品整理を始めた頃。 お母さんのベッドサイドにあった本棚から、日記帳らしきものが見つかった。 日頃、心に浮かんだことをそのままの、お母さんらしい口調のまま書き溜められた文章を読んでいくと、お父さんと交わした会話のメモ書きがあった。 最後のページに書きなぐられた文字が、私の心を突き刺す。  「流星が消えるまで」 その言葉に、どんな意味があるのか、この時の私にはわからなかった。 だけど。 これから起きる思いがけない出来事にとって、この言葉が大きな意味を果たすことになる。 それはまた、別の物語になる………。  「流星が消えるまで」  End To Be Next Story 「続・北極星の謳」
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