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「不倫議員の奥さんがお帰りだ!」
男ばかりで怯みそうになったけれど、汚れた門塀を見たら黙ってはいられなかった。
「これは軽犯罪ですよ!」
服部さんを睨む。
「は?!税金を不正に使った癖に何ぬかしてんだ?!」
すると、
「……キャッ!?」
突如、まだ仕舞っていない下半身を私に向けて笑い出した。
「旦那が弁護士だからって偉そうにすんな! こんなんで検挙されるかよ!」
私を見る男達の間に、異様な空気が生まれていた。
誰も服部の暴言を咎めようとはしない。
「旦那に相手にされない奥さんだから見たかったんだろう?!」
それどころか、一緒にからかい始める始末。
「俺が相手してやろうか?!」
調子に乗って、私の肩を掴む服部から逃げようとした時だった。
カシャ!
また嫌なシャッター音が背後から聞こえた。
「それ、公然猥褻罪」
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