幼少期

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幼少期

ー2039年ー 前触れもなしにウクライナ軍がロシアに宣戦布告した ロシアは2036年頃からの経済不況で軍事予算も縮小されていた その機会を狙ってウクライナ軍はミサイル攻撃などロシア全土を支配した 2049年6月にロシアは敗北した。 ウクライナ軍の軍隊長ラッツはウクライナ連邦国と名乗り世界のトップに躍り出た。 ロシア敗北の翌年からロシア人はウクライナ人により大量虐殺が始まった ロシアの土地でウクライナ人が震えるロシア人を殺す そんな事が毎日行われていた ー2051年ー アレンシアは父親と共にロシアに引越しお店を始めた ロシアの土地は全てウクライナの物になっていた為、アレンシアが引っ越してきた時にはロシア人は数える程しかいなかった。 ある朝、アレンシアの父親はカナダにお店の商品を買いに出かけた そのため店にはアレンシア1人しかいなかった 「お父さん早く帰ってこないかなぁ」 アレンシアは1人暇そうに店番をしていると、1人のお客様が店に入って来た 「いらっし…」 アレンシアは目の前の光景に驚き声が出なくなっていた 「た、食べ物を。食べ物がほしいんだけど…」 血だらけの足と 汚れきった服を着て夏なのに震えていたお化けのような女の子がアレンシアに話しかけてきた 「お客様!?大丈夫ですか?」 アレンシアは女の子の足をすぐに治療し始めた 「痛い… 早く治して。早くご飯下さい」 女の子は震えた小さな声で言った 「も、もう少し我慢して下さい。ご飯なら私のお昼のお弁当差し上げますから!」 アレンシアは足を治療した後すぐに女の子をお風呂に入れ綺麗にしたあと新しい服を着せた 「これで綺麗になりましたね!」 アレンシアが笑顔で言うと 「あ、ありがとうなんだけど…」 女の子が申し訳なさそうに言った 「そんな怖がらないで下さいよ。私達は同じウクライナ人じゃないですか!」 アレンシアは女の子の肩を叩きながら言った 「ウクライナ…」 女の子は今にも泣き出しそうな声で言った 「?」 アレンシアは、まさか女の子がロシア人だとは思っていなかった… 「わ、私はロシア人なの。今まで黙っていてごめんなさい」 女の子はその場で土下座をしながら泣き始めた
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