ナチュラル (4.5) ~再会~

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「確かに悠馬ってあんまりそういうのやらなそうだけど、ちゃんと返事くれてたよ。仕事で遅くなった時も、一言だけでもメッセージ入れてくれたり」  櫻子がそう言うと、藍李が驚愕したような顔で「えっ!?」と大声をあげた。 「ホント……? 櫻子ちゃん、悠馬を庇うために話盛ってない?」 「……なんで庇うってことになるのかわかんないけど、でも盛ってないよ?」  その答えに、藍李は頬を押さえて俯く。 「あ、藍李さんっ!?」  オロオロしながら櫻子が声をかけると、藍李が顔を上げて再び櫻子に抱きつき、その勢いに危うく押し倒されるところだった。 「渡英前のことが嘘みたいっ! ラブラブっ!!」 「え……」  藍李のはしゃぎっぷりに櫻子は目が点になる。  義姉もこんな風にはしゃぐことがあるんだ、と思わず冷静な目で見てしまった。
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