1524人が本棚に入れています
本棚に追加
真理子の言葉に、神城家の両親も嬉しそうに小さく頷く。
「本当に……しっかり躾けられた息子さんだと思いました。藍李さんももちろんしっかりしてるし、可愛らしいお嫁さんで。貴司も櫻子も本当に幸せね」
「そ、そんな……。でも、そんな風に言ってくださって、親としてはこれ以上の言葉はありません」
由美がうっすらと涙を浮かべながらそう言った。
兄夫婦をチラリと見遣ると、藍李も少し涙ぐんでいるようで、兄に肩を抱かれている。
最初のコメントを投稿しよう!