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20◯◯/0△/24(金) 01:12:14
ID:pa5om1Ls8
お寺に着いて、その日はUも泊まっていくことになり、前に泊まらせて貰っていた部屋に案内された。
その部屋は、長くここに居る事になる人の為の部屋のようで、ちょっとした家具が備え付けられていて、特に不便な感じはしない。
まぁ、言うなれば山の中にある寺だから、ちょっとコンビニ!とか本屋へ行く!とかそんな事は出来ないけれど、もう俺はそんな事はどうでもいい程、精神的に参っていたし、早くこの恐怖から逃げたかった。
Uはと言うと、俺のように血を見たりとか、
ポルターガイストみたいに家具が動いたりとかそんな事はなかったようだけれど、あの女を初めて見た時に感じた霊気を忘れられなくて、頻繁にここで唱える祝詞のようなものを毎日唱えていたらしい。
そして、数珠も作り直して、外す事がなくなったとか。
「お前にもやるよ。少しは気分転換になるだろ」
Uは俺にも数珠をくれた。
「いいのか?ありがとう」
数珠を受け取り、Uがしているように手首につけてみる。
俺は手首をUの前に突き出し、ニコリと笑った。
「どうだ?似合うか?」
別に似合ってようが似合ってなかろうが、この数珠を外す気はなかったんだけれど、おどけて聞いてみた。
その時だった。
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