どこにでもいる

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20◯◯/0△/24(金) 02:05:13 ID:pa5om1Ls8 ここまで読んでくれてる皆に感謝しかない。 でも、詳しく書きたいから、読み続けて欲しい。 あと、すでにコメントくれてる人ありがとう。 じゃあ、続きを書く。 ============ Kさんは会長がなかなか戻ってこないことを気にして立ち上がると神社のすぐ横にある家を振り返る。 さっき会長が走って行った場所だ。 社務所兼家みたいなとこだ。 俺もお婆ちゃんを膝の上で抱きかかえながらKさんが見つめる方向を見たけれど、会長がまだ戻ってくる様子はなかった。 早く救急車も来て欲しいし、出来れば神社の宮司さんが箱を早くなんとか出来ればいい。 で、俺も早く家に帰りたい。 仕事も早く… とにかく、あれも、これも早くと願う。 そう思いながら、膝の上のお婆ちゃんを見下ろした時だった。 あの女が すぐ横にいた。 隣にしゃがんで、 俺の顔を覗きこんでいる。 長い髪が顔を覆い尽くしていて表情は分からないけれど、こっちを見てる感覚って分かるだろ。 それだった。 目の前に急に現れた女に、俺の全身がまるで岩のように硬く動かなくなり、血液が頭のてっぺんから足の先まで瞬間的に冷えた。 時間で言うと、きっと1秒。 それなのに頭の中で色々な事が過ぎる。 今死ぬのか Gのように自分をいたぶりながら自殺させられるのか それともまた熱や変なデキモノに悩ませられるのか。 「あぁああ!」 女を見て、1秒後。ようやく声が出た。
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