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20◯◯/0△/24(金) 01:59:43
ID:pa5om1Ls8
これ読んでくれてる人、ホントありがとう。
書いてくれたお守りやお札とか取り寄せてみるし、機会があれば、教えてくれてるの神社や、寺にも足を運んでみる。
とりあえず続き、読んで欲しい
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「Wさん、何か分かりますか?」
宮司さんはWさんを見ると、彼女はゆっくりと大きく頷いた。
「はい、すごく強いマイナスの気が出ている場所が分かります。」
Wさんは、大きく広がる土の上の一ヶ所を指差した。
土が盛られている訳でもなく、俺たちが見ても普通では分からない場所だ。
「多分、そこに埋まっていますね。」
「では、早速掘り起こしましょうか!?」
会長がその指差された場所へ行こうとすると、宮司さんが会長の肩を掴んで左右に首を振った。
Wさんと宮司さん以外の俺たちは何故止められたのか分からずにいたけれど、Wさんが説明する。
「今日は掘り起こした時にもし、彼女たちが出てきても何の準備が出来ていないから、きちんと呪いへの対策が出来次第の方がいいと思います」
宮司さんが頷く。
「まさか、こんなに早く分かるとも正直なところ思っていなかったし、私も準備が出来ていません。
今日の所は帰りましょう」
俺はかなり残念に思ったけれど、仕方がない。
宮司さんはWさんが指さした場所に折れた枝を突き刺して目印を作る。
「…さぁ、帰りましょう」
行きと同じように宮司さんを先頭に、俺たちは裏山を後にした。
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