14話 足枷【あしかせ】

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「やめないか とは言われても こいつは悪いことをしたんだ【by ニシーの仲間】」 さっさとつれて行って けじめをつけないとだ【by ニシーの仲間】」 「いや・・・ そもそも連れていくな 【byニシー】」 「!【byニシーの仲間】」 「どうしてだ ?!【by ニシーの仲間】」 ニシーは盗人にこう言った 「安心したまえ 君の手首に 手錠を掛けたりはしないさ 【byニシー】 「なっ!【byニシーの仲間】」 「まさか・・ 裏切るのか・・・【by ニシーの仲間の心】」 ニシーは 盗人を励まし 敵ではなく 味方だという事を公言したのだ 自分【ニシー】は このお巡りさんとは 無関係だからと 呟くニシー 「えっ?俺を、ここから見逃してくれるのか?【by盗人の心】」 盗人はニシーを 味方だと思って安心しているのだが ニシーは 盗人を捕まず 今回は見逃してやろうと言っている矢先 ニシーは嘘をついた この時、手錠の音が《カッチャン》と鳴なった 「え??【by盗人】」 「えぇ・・・【by ニシーの仲間】」 盗人は気がついていないようだが 仲間は気がついているようだった 手錠の音に気がついた盗人は手首を確認し 手錠はなかったのだが 「な~んだ・・・ 空耳が・・・【by盗人の心】」 「ありがとう!【by盗人】」 そして言われるまま この場から逃げようとした時に なにか違和感があった 時すでに遅し 足枷のせいで姿勢を取り乱した盗人は 《ドン!》っと音をたてて 転倒してしまう
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