74人が本棚に入れています
本棚に追加
「これからが大切だぞ。来月は1100冊以上売らないと、100%は超えないんだからな。」
「はい……」
「気のない返事だな。本当に分かってるのか?」
「はい……」
間野さんは、またもや気のない返事をする私に、拍子抜けしてるみたいだけど、私だってそうだ。
てっきり、嫌われてると思ってたのに。
私の事、避けるんじゃないかって、思ってたのに。
「そうだな。5,000冊も売れるようになれば、担当がもう一人くらい、つくようになるんじゃないか?」
「頑張ります。」
私には、そんな力ないけれど、間野さんの期待には応えたい。
って私、先週と変わらないじゃん。
振られても、まだ間野さんの事、諦めきれないって事ですか。
「あのな、斎藤。」
間野さんが、私に顔を近づけた時だ。
「間野。少し、来てくれ。」
部長が間野さんを呼んだ。
「はい。」
私の心拍数を上げるだけ上げといて、間野さんは部長の元へ行ってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!