東芝の経営危機はどうして起きたか

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東芝の経営危機はどうして起きたか

東芝は安倍政権の「原子力ルネサンス」に賛同。 06年、WH(ウェスティングハウス-エレクトリック)を約6千億で買収。 (本来の価値は2千億ほどだけど、それに暖簾代として4千億を上乗せした。 昔と違って落ちぶれていたので、そんな必要ないんだけれど…。つまり、まんまとダマされたって事) 福島原発事故で安全基準が上がって原発コスト上昇! WHが受注したジョージア州のヴォーグル原発、フロリダ州のレビィ原発が建設中止で債務増加。 さらに、15年にWHは原発建設関連会社CB&I s&wを260億円で買収。 ところが、この会社は7千億円の隠し損失があった! WH自身の評価損は7125億円、米国原発の債務保証が7935億円、カザフスタン共和国の原発で633億円、英国の原発で154億円 借金は全部、東芝が背負うハメに! 東芝は連邦破産法申請したWHを精算する為に、稼ぎ頭の半導体事業すべてを売却して、約1兆5千億円を調達する事に。 これから先、確実に儲かる事がハッキリしているフラッシュメモリー部門を売却して、儲かるかどうか分からない事業に東芝の将来を委ねようとする東芝経営陣。 (本業を捨て新規事業に会社の命運を賭ける斜陽産業の経営者っているよね。たいてい失敗するけど…)
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