予告状

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……とまぁ、こんな事があったから千鶴とは別れたしメンヘラにも懲りた。そして引っ越した。 さて、そんなメンヘラからどんな年賀状が来たというのか……。 [ゆーくんへ あけましておめでとう!千鶴の事覚えてる?去年のバレンタインはいやな気分にしちゃってごめんなさい。 千鶴にもう1回、ゆーくんのお嫁さんになるチャンスをください。 今年のバレンタイン、去年と比べ物にならないくらいとびきり美味しいチョコ作るから、美味しかった千鶴をゆーくんのお嫁さんにしてね] ……長っ!てか怖っ!嫌だわそんなもん! 俺は拒否をするために年賀状を書こうと余った年賀状を取りに行こうとしてやめた。 千鶴はご都合主義の脳内お花畑ガールだ。それがまだ治っていないのはこの年賀状を見て分かる。 俺はノートパソコンを開いて右側にノートと筆記用具、左手にスマホを持った。 千鶴の事だ、その日だけホテルに逃げようがどうせホテルを突き止めて来るに決まっている。 俺は2月13日から2月15日までどこかへ行方をくらませようと計画を立てた。
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