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田舎町のはずれにある団地。
そこにはいくつか建物が並んでいた。
住んでいる人々はみんな年寄りで、若者は仕事がないという理由で都会へと出てしまっていた。
よって町に活気はなく、ただただ静かで、初めて訪れた人々はこの町には住人はわずかしかいないのだなと思うのだった。
年寄りは朝からテレビを点け、退屈そうだった。
またある人は、椅子に腰掛けて新聞を開いてみたものの、文字を追っているのが多いかウトウトしている方が多いかという感じであった。
朝起きて朝食を食べ、薬を飲む。
それを一日三回繰り返した。
ほとんど動くことはないから、お腹が空くということはなく、ただ時間が来たから食事をし、薬を飲むというのだった。
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