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光太郎はこのコンビニの店長である。清隆の生命線は光太郎がにぎっいた。
「俺に任せたら、適当にするぞ。あとで、文句言っても知らないからな」
「ああ、いいよ」
光太郎は生返事をして、清隆と顔を突き合わせていたカフェスペースからレジに戻った。
光太郎は、レジの前で大あくびをした。昨日は、企画のことをあれこれ考えて眠れなかった。
キャンペーンの企画なんて、時間外業務も甚だしい。そんなことに貴重な昼休憩を費やしてしまったことがバカバカしかった。
通常業務だけでも、コンビニ店長はまあまあ忙しいのである。
光太郎は清隆に押し付けて気持ちが楽になると、それ以後、企画のことは全く思いださなかった。
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