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「ほらやっぱり!
心配だの何だの言って、どーせ俺をトーコちゃんに会わせたくなかっただけなんだろ、そういうヤツだよな、テメーはよお!」
「わ、分かった、分かったから!離せって…くっそ~、何だってオマエを俺らのアイの褥(しとね)に」
「だからあ、お前はイチイチ言い方が気色悪いんだよ」
「イタイッ、イタイからもうヤメテ…」
首を締める熊野の手を、俺はやっとの事で引き剥がした。
変わらず強引な奴だ。
押しきられた俺は、シブシブ熊野を連れて自宅へと戻った。
「…ただいま」
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