羽ばたけ私の願い

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羽ばたけ私の願い

「逃…ゲロ…。アゲハ…。」 私は約翰(よはね)あげは。 今、たった今。 私のお兄様、約翰ほたるが死んだ。 あっけなく死んだ私のお兄様は、呻きながら私に語りかけてきていた。 「逃げれない。私はお兄様がいないと生きていけない。私がお兄様を殺した奴を殺す!」 私は不自然な笑みを浮かべながら言った。 私はお兄様の死んだ悲しみと、相手を殺ってやるという自信に満ち溢れていた。 「あげは♪遊ぼう♪」 「お姉様…来ちゃダメ!」 「どうして…っうぅ…」 あかねお姉様…。 ごめんなさい、私が守れなくて。 私が守れていたら…お兄様もお姉様も助かったかもしれないのに…。 お姉さまたちの仇を討つために。 私、頑張るからね…!
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