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本当ですよ、清流はいつも良くしてくれて、私の大事な家族なんですから。
「…ならいい」
「照れるんじゃありませんよ」
「うるさいわ清孝」
里穂は話が分からず置いてけぼりになっている。
「いいなぁ、わたしもイケメンの神様見たい!」
「いつか見える時が来ますよ、必ず」
「そうですかね」
やけに断言しますね。それにさっきから意味深です。何か隠してるんでしょうか?
「ねえ琴葉、すっかり忘れてたけど勉強!」
「そうでした、テスト勉強するんでしたね
私の部屋へどうぞ」
「かわいい!和の雰囲気でもこんな女の子っぽくなるんだ」
自分の部屋を褒められるのってこんなに嬉しいものなんですね。
ちょっとくすぐったい感じがします。
里穂が分からないところを教えたり、自分の勉強をしていたら時間はあっという間に過ぎた。
清流が横で何か言っていた気がするが、琴葉は勉強に集中していて全く聞いていなかった。
それから1時間ほど勉強してお開きになった。
「じゃあ、家遠いからもう帰るね、また明日!」
「はい、気をつけて」
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