4人が本棚に入れています
本棚に追加
(とは…ことは…) なんだろう、心地いい声…
「琴葉!!」
「ん…おはようございます」
いつもは早起きだが、今日はもう障子ごしに朝日が差し込んでいる。
「まったく、昨日は何時まで起きてたんだ」
覗き込まれる目が、その目にかかる長い髪が朝日に照らされ輝いている。きれい…
「琴葉。」
「あ、えっと1時まで起きていた記憶はあるのですが、勉強していたら寝落ちしてしまいました」
畳には古い本がたくさん積まれ、あちこち散らばっている。
「医学の基礎、医療事典…これ全部医療系の本か」
「はい、少しでもあなたの力になりたくて!」
「…余計なことはするな!」 ビクッ!
「すまん…朝飯だ、早く顔を洗って来い」
どうしよう、怒らせてしまいました…
最初のコメントを投稿しよう!