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魂とは、つまり生命の根源にして、肉体と霊体、双方の原動力たる存在である。
コレを実感してもらうことについては、うぅむ、多少難しいな。言ってしまえば、魂とは命そのものであって、とにかく形のない根源であるため、さきほどの霊体のようにはいかぬのだが…。
そうだな。強いて諸君等に魂を感じてもらうのならば…。
いざッ、諸君ッ。胸に手を当てたまえッ。
瞬間に何かを思い感じたであろうッ。
ならばッ、その思いを全力で叫びたまえッ
夕陽に向けて、明日に向けて、いざッ、叫びたまえッ。
つまりこれが魂なのだッ。
というか、魂は根源ッ。
以上ッ。
・・・・・・・・・・・・。
…すみません。睨まないでください…。
いや、無茶は私も承知の上なのだ。
だって、しょうがないのだよッ、というか、だから事前に難しいと言っていたじゃないか、私はッ。だって魂というのは、概念上、理論上でしか証明がなされていない代物なのだからッ。
と、に、か、く、だッ。
まとめれば、根源たる魂を元として、生命は二つの慨形を持つ。その一つが我々の良く知る肉体であり、もう一つが霊体なのであるッ。
そして、霊体の特性と、その構成要素である霊子の特性を学術的に解析し、生活への転用を目的とする学問こそが霊子力学なのであるッ。
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