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「自業自得だッての。…って、もうこんな時間じゃん。もう、アンタの馬鹿に付き合ってると、時間がいくらあっても足りないってのよ」 「ん?何だよ。オマエ、次の授業があるのか?」 「授業じゃないってば。部活だってば。…拙いなァ。この時間だと、ここから体育館まで走ってギリギリだなァ」  そんなことを言う静夏なんだが、でも、僕の記憶では、体育館は敷地の一番端っこだ。この中央広場から、たぶん軽く見積もっても一キロ以上あるのだが、でも…。  …授業開始まで、あと一分切ってるんですかど…?  そう思う間に、既に、 「じゃあねッ」  そう言って、幼馴染のスポーツ少女は走って消えた。  全く、人騒がせな腐れ縁だ。  …ん?そう言えは、最初にアイツ、相談があったとか言ってたような…? 「…まぁ、いっか」  僕はコブを摩りながら呟く。  そこに…。 「何て言うか、モグモグ、きっと、それ、モグモグ、伏線ですよね」  突然、話しかけられた僕は、とにかくチキンハートを全開に動揺して、声のした方を、というか、僕のすぐ隣を見た。  そう、声は僕のすぐ隣から投げかけられており…。 「ああ。失礼。挨拶もしないで、モグモグ、モグモグ」  と、サンドイッチをモグモグと、齧って頬張りながら、その女の子は僕のいるベンチの隣に並んで座っていた。  …いつの間に…?     
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