いち

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舌と長い指で同時に責められ、涙がでる。逃げようにも体に力が入らない、シーツを掴めない手を震わせ、ひっきりなしに喘いで、与えられる快感に悶えるばかり。玉を揉み込まれ、腰を跳ねさせ、奥を指で擦られ、舌でヒダと中を舐められる。もう、悦すぎて、ワケが分からない 「くそ、俺が限界」 余裕のない荒々しい声と同時に指が抜かれる、仰向けになる、腰が浮く。すべてが一瞬で、丁寧で優しい。翔が欲しくてひくひく、痙攣したソコへ彼の熱が 「あ・・・・・・っ、イヤっいい」 ズズズ、ねじ込まれる快感に言葉が乱れた 「どっちだよ」 低く笑う声が好き。強引に押し込むようでいて、俺のタイミングに合わせてくれる気遣いが好き。ゆっくりと腰を揺らし、ふいに突いて、浅く引いて微妙に角度を変えて奥を突かれると 「いい・・・・・・っ、スゴく」 「俺も。すげぇ気持ちいい」 ヤバい、泣きそうだ。好きな人と同じ快感を共有してる。そう思ったら、俺の眼球が潤った。世界がキラキラ輝いて見える 「綺麗だ、見惚れちまう」 「オ・・・・・・レも」 翔の男っぽい色香を放つ綺麗な顔に 「見惚れてます」 涙で視界が滲んでるせいか、二人三人と増殖して見えるけどいい、翔だから、増えていい
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