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フ~っと……、わたしの体が宙に浮いた
いつの間にか目の前にいたヨミちゃんに、《大丈夫!心配しないで》
そう言われた……
わたしは、ヨミに促されるまま……自分の身を任せた
……そして
フッと、目を開けたら……
――あなたがいた!――
わたしの前に…… 悠人がいた!
その瞬間、すべてが理解できた―ー
「ボヤっとはしていられない!」
――わたしとヨミちゃんは、次に小さな部屋の中に現れた。
六畳くらいの部屋だった。
ここは、悠人の部屋だとすぐにわかった。
わたしは部屋をぐるりと見渡し……鏡を見つけた。
「こ、これ……わたし?か……、変わり果てた感じね……」
自分を見てそう思った。
「まぁ、仕方ないかぁ~ ……」
それから、ベッドに座った。
「へ~、これがあなたの部屋なんだ。フフフ」
――その時、あなたが入ってきた!
アルバイトが終わって、帰宅したのね。
ドアを開けたあなたは、すぐわたしを見た!
「……だ、だ、だ、誰!?」
「ど、ど、ど、どうしてここにいるの……?! 」
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