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「あ、あれ? 高野ん家じゃ?」 「高野さんは隣だとおもいます」 「え!? あ、すみませんでした」 直立不動で深く頭を下げる青年を横目に、唯は窓を閉めため息をついてベッドに戻る。 ーーボン……ボン……ーー しばらくすると、隣の部屋の窓に雪玉が投げられる音がしだす。 唯は布団を深く被るが、気になって体を起して、また窓をあけた。 「あの……」
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