君と甘い、甘いバレンタインを…

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「りーくっ!」 バシッと背中を叩き声をかけてきたのは親友の翔太。 「おはよ…今年も最悪……」 「テンション低っ!あ~、"天使ちゃん"ね? あ!チョコあげっから!」 「お前から貰っても嬉しくない」 「てかさ、お前モテるんだし、あの子じゃなくてもいんじゃね?」 「嫌だ~~! 天使ちゃんじゃないなら、もう死んでやる!」 ”天使ちゃん“ 僕が天使のようだと言ったから、僕らの中じゃあの子のあだ名は天使ちゃんになってしまった。 「おお、噂をすればってやつ?天使ちゃんきたよ?」 そう言う翔太の目線の先にはあの子がいる。 パッチリとした二重にサラサラとしたショートヘアの黒髪を持つ少女。 ああ!今日もかわいいっ…!! これで一日が過ごせる!ありがとうございますっ…!! 「…ちょとお前、天使ちゃんの事考えてる時キモいよな…」 思い切り引かれてしまった。 ………僕ってそんなキモい? 「まあまあ…!これ食ってファイト!」 翔太が僕にチョコを渡すと、共に先生が教室に入ってくる。 チョコをさっとしまい、自分の席に着いた______
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