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「そ…そんなにいっぱい言われても…
僕そんなにお金持ってないし……」
「買ってこなかったら…
どうなるか分かってんだろうな?」
肩を組んできた茂木の手が
僕の二の腕を強く握って圧力を
かけてくる。
「ハァ…ハァ…ハァ………!」
日に日に受けてきたいじめの
ストレスのせいか呼吸が段々荒くなる。
息を吸っても吸っても
息苦しく感じてしまう。
次第に脚が震えて力が入らない。
ヤバい……視界が霞んできた…
でも…ここで倒れたら何されるか
分からない。
直後僕は学校を飛び出していた。
後ろから飛んでくる怒号も
全く気にすること無く
僕は家に向かって走り続けた。
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