雪の妖精

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雪の妖精

雪が、1ばん多く降った日の夜 まどの外を見つめていると 白いドレスの、女の子がいた まわりの家は、もう、みんな眠っていて 家の灯りは ひとつもない 道にポツンと立った街灯だけが 女の子を照らしていた その子が着てるのは 雪の結晶をつなげて 作ったような、真っ白なドレスで その子の背中には、百合の花びらのような 「羽」がはえていた はじめは、そういうファッションなのかなと 思ったけど ひょっとしたら人間じゃなく 本物の妖精かも知れない
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