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この学院の入学式は他とはだいぶ異なっていた。
まず一人一人カード状の学生証を渡されるのだが
そのカードは色により三種類に分けられる。
緑、青、白。
どうやらランク分けがこの段階で行われる。
入学試験の成績で分けられているのは間違いないだろう。
青年も受付名前を伝える。
「グランド・レイ、あなたはAクラスです」
そういわれ青年は白いカードを差し出された。
「ということは最下層は白ってわけか」
自分のカードを見ながらレイと呼ばれた青年は呟く。
受付の人が次！と大きめの声で指示する。
（まぁこれだけいればさっさと進めたいよな）
レイはビクッと反応しながらも長い列を見て理解する。
そのまま案内看板にそって歩き出す。
といっても前を歩く女子について行っているだけなのだが。
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