後編

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  「おっはよう」  ちひろと二人で出勤。  派閥の娘が、更衣室の前で固まり話してた。  マイちゃんのフォローは、ちひろとウチだけじゃ難しい。だから、みんなに頼んでみる事にする。ヒトミちゃんや、他の娘が協力を約束してくれる中で、ただ一人反論してくる娘がいた。 「それは、止めた方がいいよ」 「えっ、サツキちゃん。それって、どうして?」 「私たちがフォローする事で、マイちゃんを追い詰める事になるから」 「どうして、そう思うの?」  サツキちゃんは、妖しげな笑みを浮かべて更衣室に消えた。  出たっ、オカルトキャラ。 「ねぇ、ルミ。どうする?」 「サツキちゃんの意見も気になるけど。やっぱり、フォローしてこうよ」 「そうだね、様子を見ながらって感じにしよっか」  どうもサツキちゃんの予言には、妙な説得力があるんだよね。派閥の新しい娘とか、相談してそうだし。
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