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「おっはよう」
ちひろと二人で出勤。
派閥の娘が、更衣室の前で固まり話してた。
マイちゃんのフォローは、ちひろとウチだけじゃ難しい。だから、みんなに頼んでみる事にする。ヒトミちゃんや、他の娘が協力を約束してくれる中で、ただ一人反論してくる娘がいた。
「それは、止めた方がいいよ」
「えっ、サツキちゃん。それって、どうして?」
「私たちがフォローする事で、マイちゃんを追い詰める事になるから」
「どうして、そう思うの?」
サツキちゃんは、妖しげな笑みを浮かべて更衣室に消えた。
出たっ、オカルトキャラ。
「ねぇ、ルミ。どうする?」
「サツキちゃんの意見も気になるけど。やっぱり、フォローしてこうよ」
「そうだね、様子を見ながらって感じにしよっか」
どうもサツキちゃんの予言には、妙な説得力があるんだよね。派閥の新しい娘とか、相談してそうだし。
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