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「その悩みって何だろうね」
「さぁ、相談してくれたら、ルミにも話せるんだけどね」
マイちゃんが何かに悩んでるのは、今さら聞かなくたって分かってる。それが、何について悩んでるかも大体ね。
だけど、惚けて話しを合わせた。
その方が、ちひろが話してくれそうな気がしたから。でも、ボロを出したりはしなかった。ウチの事よっぽど警戒しているか、そうじゃなきゃ信用されてないって事？
それで、カマをかけた。
「本当は、聞いてるっしょ」
「聞いてたら、ルミに話してるって。じゃあ、先に行くね」
ちひろめ、逃げやがったな。
でも、これでハッキリ分かった。ちひろは、マイちゃんの事をある程度知ってて。今は、ウチに話さないんだろう。さては、口止めされてるな。
「だったら、追求しない方がいいのかもなぁ」
きっとマイちゃんは、話すタイミングを探ってるんじゃないかって気がした。
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