第1話 パイロットになる為に

1/19
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/624ページ

第1話 パイロットになる為に

2100年。 大船団を連れた、綾瀬源一郎の一行は、月に降り立つと、「ルナ」という、月独自の国を作り上げた。 資源の乏しい月において、まず確保しなければならないのは、空気・水・光、そして、それらを生成するのに必要な、《電力》だった。 一方、地球には既に、太陽光エネルギーに寄る、電力化が進み、21世紀に北アフリカと呼ばれた、エリア2には、莫大な数の、太陽光パネルが設置されていた。 これに目を付けた「ルナ」は、隙を見てパネルを奪い取った。 半分近くの、パネルを奪われた地球の電力は、極端に弱くなり、特に医療分野への影響が、大きいものとなった。 かくして、地球対月の争いは、日増しに激化を増すのであった。
/624ページ

最初のコメントを投稿しよう!