6人が本棚に入れています
本棚に追加
「王子様、お誕生日おめでとうございます」
「はい、ありがとうございます♪じいタッくん」
「本日の御朝食は"イカリング"でございます」
「え、朝からイカリング?」
「ええ、
達燻尊という御仁からタッパーにたくさん詰められたイカリングが届きました故、本日の御朝食はイカリング、御昼食もイカリング、御夕食もイカリング。
本日はイカリングづくしでございますよ」
身支度を整えた王子様。
執事長のじいタッくんがご挨拶からの朝食準備。
「そんなにイカリングばかりだと飽きちゃいますよ~」
嫌がらせのようなイカリング地獄にも、王子様は怒らず爽やかな笑顔で答える。
「大丈夫ですよ!デザートに料理長の凛さんがウェディングケーキ並みのタワーケーキをご用意しているみたいで、三食、更に10時と午後のティータイムのお茶うけも全てタワーケーキです」
「うひゃー!嬉しいけどそれはさすがにキツイー」
「一段ずつお食べくださいね」
キツイと言いながらもやっぱり笑顔の爽やか王子。
「助っ人に食いしん坊パンダを召喚しましょうか?」
パンダが手伝うとすぐになくなっちゃうからダメだ。
でも食べたい。
ばんばれ!(がんばれ)王子様!
最初のコメントを投稿しよう!