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お昼ご飯にイカリングを食べて満足したあーたんは、首里ちゃんと一緒に丸まって寝てしまいました。
「ふふふ、ねえ、じいタッくん。嫁はいらんけど娘は欲しいな~」
「そうですね、娘はかわい……」
そこまでいってじいタッくんはフリーズしました。
「タッくん?」
「ダメだー!いくら王子といえど娘は!レナとミクは渡しませんよ!!」
タッくんさんがキャラを忘れてしまいました。
「わあー。落ち着いて、誰も『娘さんを下さい!』なんて言ってないですよー」
王子が必死に宥めます。
「嫁はいらないって言ってるでしょ?」
「あ、てっきり『娘さんを下さい!』かと……プレパパ体験でもします?」
「プレパパ?」
「はい、ここにいるあーたんと私の娘のレナとミクの子守りを……」
終わることのないままごとの相手だよ。
タッくんさんは口に出さずにいます。
「いいんですか?」
「美味しいケーキと遊んでくれるお兄ちゃんがいるって言えば、娘達も妻も喜んで来ますよ」
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