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僕の雨と粘液で濡れた手を、真里姉ぇの白く柔らかい手がゆっくりと解きほぐした。
股間から僕の手が離れたとき、我慢汁が僕の人差し指からツーっと伸びた。
僕のパンツとズボンから染み出した露は、僕と真里姉ぇの胸元に吊り橋を創り上げた。
恥ずかしくて死にたくなった。
真里姉ぇも気づいたのか、僕の手首を掴んだまま動きを止め、粘性を持ったそれをじっと見つめた。
ふふっ、と微笑を浮かべる真里ねぇを僕は直視できなかった。
のびきった粘液線がぷつんと切れかけようとしたそのとき……、真里姉ぇは僕の人差し指を口につっこんだ。
「ちゅるるるんっ」
真里姉ぇは突っ込んだその口で、股間と指を結ぶ我慢汁を全て吸い上げた。
差し込む光に反射して波打ちながら朱唇に流れていく様子が、スローモーションで映った。
「ちょっとだけしょっぱいね」
そう言って瞼を細め、下着姿でひざまずく真里姉ぇはいつもの笑顔を見せた。
「だいじょうぶ。お姉ちゃんにまかせて。もっと濃くておいしいのがいっーぱい、出てくるからね」
「ぜったい美味しくないよぉ。無理しないでよ」
僕のいっしょうけんめい考えた抗議は受け入れられなかった。 こんなの学習指導要領外だ。
「いいの」
「悠太がそれで心を開いて くれるなら…、お姉ちゃんなんだってするわっ!」
まだお姉ちゃんになって間もないくせに。
ゴムバンド製のズボンは、トランクスごとあっさりとずり下ろされた。
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