修羅場の行く末。

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えっ……? 「い、いえ……まったく」 私は、慌てて否定をした。 社長のことは、忘れたい。 あんな人に振り回されていたら 私の人生は、目茶苦茶だ。 なのに……。 気持ちが揺れ動いていた。 すっかり社長に惑わされている。 「急な話なので……気持ちが整理つかなくて……」 「あ、そうか。ごめん……チャンスが今日しか 無いと思ったら焦ってしまったようだ。 急かさないからゆっくり考えてくれたら嬉しい。 あ、これ……名刺。 気持ちが決まったら連絡して。君のも 貰ってもいい?」 「は、はい。えっと……あ、名刺ない」 会社じゃないから……。
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