424人が本棚に入れています
本棚に追加
まったく。油断も隙もないんだから。
急いで洗い流すと服に着替えた。
と言っても同じ服装だけど……。
頭もささっと乾かして出ると社長は、
私を見て怪訝そうな表情をしてきた。
「何で服を着てるのさ?こう言う場合は、
普通バスローブかバスタオル1枚じゃないのか?」
「勝手に社長の理想を押し付けないで下さい」
何で私が、誘惑まがいな事をしないとならないのよ?
「え~酷い。
俺の甘い願望を壊す気なのか!?」
「願望って…とにかく
酔った勢いなので忘れて下さい」
「嫌だ。俺は、絶対に忘れたくない!!」
社長が忘れたくなくても
私は、忘れてくれないと困るのよ!!
「と、とにかく失礼します」
頭を下げて部屋から出ようとした。
最初のコメントを投稿しよう!