95人が本棚に入れています
本棚に追加
3人で会話を楽しんでいると、沙織お姉ちゃんが思い出したように言う。
「そうだわ。薫ちゃん妹欲しく無い?由美ちゃんはもう1人の妹ね」
「え?う、うん」
「欲しい…かな?」
いきなり聞かれて困惑したけど、妹は欲しいので頷いた。由美お姉ちゃんも同じ気持ちだったのか頷いている。
「ふふ。よかったわ。この子のなんだけど、薫ちゃんと同じ様にオンナノコにしたいの。手伝ってくれる?」
お姉ちゃんは私達にスマートフォンの画面を見せてくる。そこには男だった時の私と同じような背の低い中性的な顔立ちの男の人を少し遠くから撮影した写真が表示されていた。それを見た私は背中に何かが走ったような感覚にとらわれる。正面にいる由美お姉ちゃんと目が合うと、自然に笑い合う。
「「うん!もちろんだよ。沙織お姉ちゃん」」
私と由美お姉ちゃんは笑顔で頷いた。
数ヶ月後…
私と由美お姉ちゃんの前には、由美お姉ちゃんが普段使っている下着を着せられ、眠っている男の人がいる。前に沙織お姉ちゃんに教育を手伝って欲しいと言われた男の人だ。
「う…」
「あ。起きたみたいだよ」
「そうだね」
私と由美お姉ちゃんの前で男の人がゆっくりと目を開けた。
「こ、ここは…?」
「私の部屋だよ」
今私達がいるのは私の部屋だ。
「え?」
「ねー。薫ちゃん。沙織お姉ちゃん達が来る前に私達だけでやろうよ」
「だめー」
困惑している男の人を置いて由美お姉ちゃんと話していると部屋のドアが開く。
「そうよ。由美。教育は私と沙織先生が来てからって言ったでしょ」
入ってきたのは女児服に身を包んだ女の人で、由美ちゃんのお母さんだ。今ではこの人も沙織お姉ちゃんの教育を受けて女子小学生になり、私の事も受け入れてくれている。私と由美お姉ちゃんと由美お姉ちゃんのお母さんは友達だ。
「またせたわね。早速この子の教育を始めましょうか」
由美お姉ちゃんのお母さんに続いて、沙織お姉ちゃんもはいってくる。
「一体…何が…?」
ますます困惑してる男の人を振り返り、私と由美お姉ちゃん。そして、由美お姉ちゃんのお母さんの3人で笑顔になり声を合わせて言う。
「「「私達が沙織お姉ちゃん(先生)と一緒に立派な女子小学生にしてあげるね!」」」
嫌だと絶叫する男の人に私達4人は笑って女児服を着せていった。
最初のコメントを投稿しよう!